米雇用機会均等委員会(EEOC)は火曜日、マンハッタンの連邦地方裁判所に訴状を提出し、ニューヨーク・タイムズが2025年初頭、不動産担当副編集長のポストにおいて、白人男性の従業員を人種や性別を理由に選考から外したと主張した。EEOCは、同社の多様性目標がその背景にあるとしている。
この訴状はニューヨーク南部地区連邦地方裁判所に提出され、連邦雇用差別禁止法への違反が主張されている。
EEOCによると、ニューヨーク・タイムズで編集者として勤務する当該従業員は、不動産ジャーナリズムの経験を有していたにもかかわらず、最終面接のパネル選考には進めなかった。同委員会は、最終選考に残った4名の候補者はいずれも白人男性ではなかったと主張している。
EEOCによれば、ニューヨーク・タイムズは最終的に社外から候補者を採用したが、この人物は多民族にルーツを持つ女性であり、不動産ジャーナリズムの経験はほとんど、あるいは全くなかったとされる。訴状には内部の評価や面接の記録も引用されており、採用された候補者について面接担当者が「全体的に経験不足」と評していたという報道もある。
さらに訴状では、最終面接に残った候補者は、白人女性、黒人男性、アジア系女性、そして多民族にルーツを持つ女性の4名で構成されていたと主張している。
ニューヨーク・タイムズ側はこれらの主張を否定した。複数のメディアが報じた同社広報担当者ダニエル・ローズ・ハー氏の声明によると、今回の人事は能力に基づいたものであり、EEOCの訴訟は政治的な動機によるものだと指摘。人種や性別は決定に関与しておらず、法廷で全面的に争う姿勢を示している。