Sky Sports F1の解説者デビッド・クロフト氏は、中国グランプリでF1初優勝を飾ったメルセデスのキミ・アントネッリに対し、チャンピオンシップ制覇を期待するようなプレッシャーをかけることに慎重な姿勢を示した。アントネッリはチームメイトのジョージ・ラッセルやフェラーリのルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレールを抑えて優勝した。クロフト氏は、シーズンの長さとアントネッリの若さを考慮し、忍耐が必要であると強調した。
Sky Sports F1の解説者デビッド・クロフト氏は、Sky Sports F1 Showに出演し、中国グランプリでF1初優勝を遂げた19歳のアントネッリを取り巻く近年の過熱した期待について語った。アントネッリは、開幕2戦を終えてドライバーズランキングで首位に4ポイント差をつけているメルセデスのチームメイト、ジョージ・ラッセルや、フェラーリのルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレールらの追撃を退けて勝利した。クロフト氏は共同司会者のサイモン・ラゼンビー氏に対し、「今すぐにキミ・アントネッリにタイトル争いのプレッシャーをかけるなんて信じられない」と直接語りかけた。さらに「誰であっても、彼にそのようなプレッシャーをかけるべきではない。今年の選手権は全22戦で競われるものだ。重要なのは一貫性だよ」と付け加えた。クロフト氏は、昨年全レースでチェッカーフラッグを受けた唯一のドライバーであるラッセルの好調さを評価しつつ、アントネッリの可能性を次のように称えた。「彼は今シーズンを通してジョージを追い詰め続けるだろう。彼には計り知れない速さと素晴らしい能力がある。ただ、ミスもするはずだ」。クロフト氏は、マックス・フェルスタッペンの同時期や、昨年のランド・ノリスに対するオスカー・ピアストリを例に挙げ、経験の影響を指摘した。また、メルセデスのサポートについて「彼は適切なチームにいる。彼を育成するメルセデスというチームに所属しており、周囲にも彼を育ててくれる人材が揃っている」と信頼を示した。最後にクロフト氏は、「彼にはこれから毎週のようにジョージを打ち負かすことが強く求められるだろう。しかし、私はそれがすぐに起こるとは思わない。彼はただ、一つひとつのレースを大切にしていく必要があるだけだ」と冷静な対応を求めた。