メルセデスの副チーム代表ブラッドリー・ロード氏は、キミ・アントネッリが2025年のF1ルーキーシーズンにおいて、3年分に相当する経験を積んだと語った。ルイス・ハミルトンの後任としてメルセデスに加入したイタリア人ドライバーのアントネッリは、150ポイントを獲得しランキング7位でシーズンを終えた。その後、2026年の中国グランプリで初優勝を飾り、現在はドライバーズランキングで首位に立っている。
キミ・アントネッリは2025年シーズン、ルイス・ハミルトンの後任としてメルセデスのシートに座り、コンストラクターズ選手権で2位を争うトップチームという環境下で、いきなり重圧にさらされた。シーズン序盤は自信を失うような困難に直面したものの、カナダ、ブラジル、ラスベガスの各グランプリでの表彰台や、バクーでの堅実なパフォーマンスなど、シーズン後半にかけて好成績を残した。カナダでの初表彰台を含め、最終的に計150ポイントを獲得し、ランキング7位で初年度を終えた。メルセデスの副チーム代表を務めるブラッドリー・ロード氏は、メルセデスのラジオ番組「Nu Silver Arrows Radio Show」の中で、アントネッリの成長ぶりを強調した。ロード氏は「ドライバーにとって難しいとされる2年目のジンクスや2年目のシーズンという話をよく耳にするが、キミは昨年だけで3年分に匹敵する学習を成し遂げたように感じている。コンストラクターズランキング2位を争うという重圧の中、トップチームに身を置いたことも大きかったのだろう」と述べている。さらに同氏は、シーズン終盤のパフォーマンスを通じて立て直したことで、アントネッリの自信はチームの信頼と合致するレベルにまで高まったと語った。冬の休息を経て迎えた2026年シーズン、アントネッリは中国グランプリで自身初となる優勝を果たすと、続く日本グランプリでも勝利を挙げ、ドライバーズランキングのトップに立った。ロード氏は、この若きドライバーが今や1シーズン以上の経験を備えていると評価している。