キミ・アントネッリが中国GPと日本GPで連勝を飾り、F1ドライバーズランキングで首位に立った。史上最年少のチャンピオンシップリーダーとなったアントネッリの台頭は、メルセデスのチームメイトであるジョージ・ラッセルにプレッシャーを与えている。Sky Sports F1の解説者マーティン・ブランドルは、ラッセルはイタリア出身の10代ドライバーのペースを懸念すべきだと語った。ナイジェル・マンセルはラッセルに自身の存在感を示すよう促し、一方のラッセルはマイアミGPを前にした4月の休暇を経て自信を覗かせている。
メルセデスのキミ・アントネッリは、5月1日から3日にかけてハードロック・スタジアムで開催されるマイアミGPを前に、ジョージ・ラッセルを9ポイント上回りドライバーズランキングで首位に立っている。19歳のアントネッリは、中国GPでの優勝に続き、日本GPでも自身2連勝を達成した。ラッセルはオーストラリアGPと中国のスプリントレースで勝利を挙げシーズンを好発進したが、中国GPでは2位、日本GPでは4位に終わるなど、苦しい週末を過ごした。バーレーンGPとサウジアラビアGPの中止により5週間の予期せぬ中断期間が設けられ、マイアミに向けて体制を立て直す時間となった。アントネッリの急速な成長は、F1界のレジェンドたちからも注目を集めている。「Sky Sports F1 Show」でマーティン・ブランドルは「もし私がジョージの立場なら、シーズン序盤よりも3戦を終えた今の方が懸念を抱くだろう」と述べた。ブランドルはアントネッリの予選ペース、レースパフォーマンス、そしてメルボルンでのクラッシュからの立て直しを称賛し、「彼は本物のように見えた」と評した。1992年のチャンピオンであるナイジェル・マンセルも同様の意見を述べ、Sky Sports F1に対して「信じられないほどの集中力でチームを率いる必要がある。自身の権威を確立しなければならない」と語った。マンセルは、自身が1992年にチームメイトのリカルド・パトレーゼとマシンを交換し、パトレーゼのマシンで1.5秒速いタイムを記録して実力を証明したエピソードを振り返った。プレッシャーを感じる状況下でも、ラッセルは前向きな姿勢を崩していない。ジュネーブで開催された「Watches and Wonders 2026」にてIWCシャフハウゼンのインタビューに応じたラッセルは、「この短い休暇は良いリセットになったし、再び戦う準備はできている」と語った。また、メルセデスのマシンパッケージの強さを強調し、オーバーテイクのチャンスがある高速で流れるようなマイアミのサーキットを好んでいると明かした。