2026年F1世界選手権のドライバーズタイトル争いが激化する中、デビッド・クルサードはジョージ・ラッセルに対し、メルセデスのチームメイトであるキミ・アントネッリの自信を削ぐよう促した。アントネッリは中国GPと日本GPでの連勝により、ランキングで9ポイント差の首位に立っている。この助言は、ポッドキャスト番組「Up To Speed」で語られたもの。
キミ・アントネッリは2026年F1シーズンにおいて傑出した存在感を放っており、自身F1初優勝となった中国GPに続き、日本GPでも勝利を収めた。この連勝により、彼はF1史上最年少の選手権リーダーとなった。現在、シーズン開幕前のタイトル本命と目されていたジョージ・ラッセルに対し9ポイントの差をつけている。ラッセルにとっては、メルセデスでチームメイトとなってからの3戦でアントネッリの好調な滑り出しにより、王座獲得への期待に影が差す展開となった。わずかF1参戦2年目でこの成績を収めたアントネッリは、ルイス・ハミルトンやアルベルト・アスカリといったレジェンドたちも名を連ねる、デビューから2戦連続優勝を果たしたわずか10名の精鋭ドライバーの仲間入りを果たした。元F1ドライバーのクルサードは、チームメイト同士のライバル関係において心理的な優位性が不可欠であることを強調した。彼はポッドキャスト「Up To Speed」の中で、「ジョージは今、キミの中に芽生えた自信を削ぎ落とす必要がある。自信に満ち溢れたチームメイトは誰も望まないだろう。予選で勝てるかどうか迷いを生じさせるようなチームメイトこそ理想だ」と語った。また、ラッセルはチーム内の体裁を保ちつつも圧力をかけ続けなければならないとし、アントネッリが「今まさに自信を深めている」と警告した。バーレーンGPとサウジアラビアGPの中止を受け、ドライバーたちは5月1日から3日に開催されるマイアミGPまで5週間のインターバルを迎える。この中断期間はライバルチームにとって開発を進める時間となり、ラッセルにとってはさらに重圧がかかる状況となる。