2026年F1世界選手権において、中国GPと日本GPで連勝を飾ったキミ・アントネッリが史上最年少でポイントリーダーに立った。メルセデスのチームメイトであるジョージ・ラッセルは、序盤の成功にもかかわらず9ポイント差で追う展開となっている。カルン・チャンドックらアナリストはアントネッリのタイトル争いへの参戦を認める一方、マイアミGPを控えたラッセルに対しては冷静さを保つよう促している。
メルセデスの19歳のイタリア人ドライバー、キミ・アントネッリが、中国と日本での勝利を経て歴史的なポイントリーダーとなった。これはF1選手権史上、最年少での記録となる。チームメイトで28歳の英国人ジョージ・ラッセルは、オーストラリアGPと中国のスプリントで勝利し好スタートを切ったものの、中国での予選トラブルや日本での不運なセーフティカー導入がアントネッリの追い上げを許す形となり、3戦を終えて9ポイント差の2位につけている。日本GPでのアントネッリは、スタートこそ出遅れたものの、フリー走行から決勝を通じて圧倒的な速さを見せた。元F1ドライバーのカルン・チャンドックは、Sky Sports F1の番組内で「彼には(タイトル獲得の)可能性がある。あのパフォーマンスを見る限り、間違いなくチャンピオンになれる位置にいる」と語り、アントネッリがラッセルに対して1周あたり0.2〜0.3秒のアドバンテージを持っていると指摘した。一方、Sky Sportsの解説者デビッド・クロフトはアントネッリの能力を認めつつも、「キミ・アントネッリにプレッシャーをかけるのはやめよう。確かに彼の実力は十分だが、まだそこまで話を進めるべきではない」と釘を刺した。マイアミGPを前に、元インディカードライバーのジェームズ・ヒンチクリフはF1 Nationポッドキャストを通じて、ラッセルに対しポイント差に焦る必要はないと助言した。「第4戦終了時点で9ポイント差など、誰もストレスを感じるべきではない」とヒンチクリフは述べ、昨シーズンのように大きな差が後に埋まった例を挙げた。また彼は、アントネッリの勝利には状況的な要素が絡んでいたことを示唆し、ラッセルには落ち着きを保つよう強調した。