三畳紀後期のワニの近縁種が、幼少期は四足歩行をし、成体になると二足歩行をしていたことが科学者らの研究で明らかになった。アリゾナ州で発掘されたプードルほどの大きさの「ソンセラスクス・セドルス(Sonselasuchus cedrus)」は、古代の爬虫類における珍しい成長パターンを示している。研究チームは、今年発表された論文でこの知見を詳細に報告した。
シュボサウルス科の爬虫類であるソンセラスクス・セドルスの化石からは、幼体時には前肢と後肢の比率が均等であったものの、成長するにつれて後肢がより長く、頑丈になっていった可能性が示されている。筆頭著者であるワシントン大学大学院生のエリオット・アーマー・スミス氏は、チームが四肢の比率を分析してこの変化を突き止めたと述べた。アーマー・スミス氏は「基本的に、これらの生物は四足で人生をスタートさせたと考えられます。その後、成長するにつれて二足で歩き始めたのでしょう。これは非常に特異なことです」と説明している。