2025年末の好調を背景に、BYDは2026年1月に欧州主要市場でテスラを上回り続け、カナダへの進出を画期的な貿易協定で確保した。詳細な販売データは、テスラの低迷の中でBYDの爆発的成長を示し、価格・政策・競争による世界EV市場の深い変動を象徴している。
2026年1月の販売データは、2025年12月の好調を受けて欧州でのBYDの持続的な勢いを強調する。ドイツでは、連邦自動車交通局によると、BYDの登録台数が2025年1月の235台から10倍超の2,500台以上に急増し、テスラの2倍以上となった。市場全体は6.6%減の193,981台で、EVシェアは22%だった。 スペインではBYDが1,962台を登録(64.6%増)、市場シェア13.6%を獲得し、フルEV(1,039台、キアとメルセデスを上回る)とPHEVで首位。テスラは458BEVで4位。英国ではBYDの1,326BEVが前年比ほぼ21%増。 テスラの苦境は続き、5大市場で登録が前年比44%減——3年連続減少。ノルウェー88%減(83台)、オランダ67%、フランス42%減(661台、3年ぶり低水準)、英国57%減(647台)。スウェーデン(+26%)とデンマーク(+3%)でわずかな回復。原因はModel Yの高齢化とノルウェーのEV補助金削減など。VWは2025年に欧州EV首位(274,000台対235,000台)。 2026年1月16日、カナダ首相マーク・カーニーが中国と貿易協定を締結。主要内容は年間最大49,000台の中国製EVを6.1%関税(従来100%)で輸入可能、5年で70,000台へ、2030年までに半数が35,000カナダドル以下。中国はカナダ産キャノーラ関税を引下げ。カーニー氏は「カナダ-中国関係は最大の機会を生み…新たな戦略的パートナーシップを築く」と語った。 BYDは深セン、西安の工場とオンタリオのバス施設が承認済みで、SeagullやDolphin(2万-3万ドル)などの低価格モデル投入準備万端。協定は批判を呼んだ:オンタリオ州ダグ・フォード知事はボイコットを呼びかけ、労働組合は雇用懸念、米トランプ大統領は関税脅迫。予測では初年度に中国EVがカナダEV販売23%占め、1台あたり6,700カナダドル節約。 BYDの2025年世界EV販売首位は、コスト優位と戦略合意による競争シフトを象徴する。