2025年、テスラの欧州での車両登録台数は大幅に減少した。一方、地域全体でバッテリー式電気自動車(BEV)の販売が急増した。欧州自動車工業会(ACEA)のデータによると、テスラの市場シェアは半減し、BYDなどの競合他社は大幅な伸長を記録した。この対比は、変動する自動車業界での競争激化を浮き彫りにしている。
2025年12月、欧州でのバッテリー式電気自動車(BEV)登録台数は前年比50.3%増の308,955台となり、ガソリン車のみの販売を初めて上回った。このマイルストーンは、プラグインハイブリッドが36.7%増、従来型ガソリンハイブリッドが5.8%増と、電化車両全体の成長の中で達成された。ガソリン車のみの販売は19.2%減、ディーゼル車は22.4%減となった。全体として、欧州連合(EU)での新車登録は年間1.8%増となったが、パンデミック前の水準を下回っており、BEVの市場シェアは17.4%を占めた。テスラはしかし、このトレンドに逆行して業績が悪化した。同社は12月に欧州で35,280台の新車を登録し、前年の44,190台から20%減少し、BEV市場シェアは21.5%から11.4%に低下した。年間通じての欧州登録台数は238,656台で27%減。EUに限定すると、落ち込みはほぼ38%とより深刻だった。中国のライバル企業はEVブームを活用した。BYDは12月に27,678台を登録(230%増)、年間欧州販売は187,657台と2024年の50,912台から急増した。SAICも成長し、12月は31,806台(15%増)、年間305,717台(25%増)となった。世界全体では、BYDの2025年BEV販売台数は2,256,714台で、テスラの1,636,129台を初めて上回った。EU外の英国、ノルウェー、スイス、アイスランド、リヒテンシュタインを含むと、12月のBEVシェアは26.3%で、ガソリン車のみの21.7%を上回った。このデータは、海外競争の激化と欧州の明確な電化シフトの中でテスラが直面する課題を強調している。