テスラ株は金曜日、Q4車両納車が予想を下回る報告を受け2.6%安の438.07ドルとなり、中国BYDが2025年の世界トップEV販売メーカーとして同社を抜いた。10月~12月期の納車台数は前年比15.6%減の418,227台で、米連邦税控除の終了が影響。投資家は1月28日の決算で需要回復の兆しやロボティクス・自律走行の進捗を注視する。
1月上旬に公表されたテスラのQ4納車実績では、Visible Alphaが集計したアナリスト予想434,487台を下回る418,227台を顧客に引き渡した。生産台数は434,358台で、Model 3とModel Yが406,585台、その他モデルが11,642台を占めた。2025年通年では1,636,129台と2024年の179万台から減少したが、世界EV販売は28%増だった。
結果は競争激化を浮き彫りにし、特にBYDは2025年に227万台売上を27.9%伸ばし、海外販売過去最高の1,046,083台を記録、2026年には中国外で最大160万台を目指す。米国では9月末の7,500ドル連邦税控除終了が需要を冷やし、EVは四半期小売販売の6.2%にとどまり前年比3.6ポイント減、平均取引価格は約6,000ドル上昇の53,300ドル(J.D. Powerデータ)。
欧州はまちまちで、テスラ登録台数(販売代理)は12月にフランスで66%減、スウェーデンで71%減だがノルウェーで89%増。販売圧力に対抗し、Model YとModel 3の低価格「Standard」版を従来ベースモデルより約5,000ドル安く投入したが、一部投資家はより深い値下げや新廉価モデルを望む。
明るい材料として、四半期に過去最高14.2GWhの蓄電池を展開、通年46.7GWhに。株価反応は自動車本業への敏感さを示し、将来事業への期待にもかかわらず。「投資家はテスラの未来に集中し納車数字を無視。Optimus、Robotaxi、物理AIが焦点」とTriple D Tradingのトレーダー、Dennis Dick氏(テスラ株保有)。
業界全体の課題も顕在で、Rivianは2025年42,247台と18%減。金曜のテスラ株は435.33~462.42ドル、出来高8,550万株。次の焦点は1月28日大引け後決算発表(ET午後5:30ウェブキャスト)、1月9日米雇用統計、13日CPI。