中国の電気自動車メーカーBYDがテスラを上回り、世界最大のEV販売メーカーとなった。昨年は数十万台以上多く販売した。この変化はBYDの価格、バッテリー技術、多様なモデルでの優位性を示しており、テスラは政策変更と評判の問題に直面している。これは世界自動車産業における大きな変化だ。
主流電気自動車のパイオニアである23年目のテスラは、中国競合BYDに世界トップ販売の座を奪われた。2025年、BYDはテスラより数十万台多いEVを販売し、中国だけでなくドイツ、メキシコ、タイ、オーストラリアなどの市場でも支配し、テスラの市場シェアは急落した。 低下の要因は複数ある。米国では連邦EVインセンティブの終了が販売を傷つけ、CEOイーロン・マスクの政治活動への反発がテスラの世界的な評判を損ねた。グローバルではBYDが新型モデル、優れたバッテリー、低価格で優位。「テスラは販売王冠を失っただけでなく、リーダーとしての地位を無駄にした」とSegment Y Automotive Intelligence共同創業者ポール・ブロクランド氏。欧州ではBYDのトップ10市場販売が2025年に4倍になり、テスラは30%減。 1995年に深センでバッテリーメーカーとして創業したBYDは、サプライチェーンの多くを制御。中国で1万4000ドル未満のDolphinハッチバックなどを提供。セダン、SUV、ミニバン、トラックなど8モデル超に対し、テスラは限定ラインナップ。アナリストはBYDの安価な希土類金属、政府支援、低労働コストを指摘。「電気自動車の最も高価な部品がバッテリーで、バッテリー生産コストで圧倒的な優位なら、EV世界で圧倒的優位」とiSeeCars.comのカール・ブラウアー氏。 顧客の声もこれを裏付ける。オーストラリアではBYD販売が156%増の5万2000台超(2025年)、テスラは24%減。メルボルン在住エミー・デ・グrootさんは約5万5000豪ドルでBYD Sealion 6を購入し、「乗る人みんながその良さに驚く」と絶賛。 カリフォルニアでもテスラ登録が2024年から2025年に11%以上減、EV市場シェア5ポイントをシボレーやホンダに奪われる。対応としてマスクはModel S/X生産終了を発表、AI、ロボティクス、ロボットタクシーに注力、Fremontで年100万体のOptimusロボを目指す。一方、BYDはメキシコで7万5000台超販売、カナダ進出予定で、中国の規模とサプライチェーン優位を強調。