F1選手権リーダーのキミ・アントネッリが、2026年マイアミGPの予選Q3で1分27秒798という驚異的なタイムを記録し、メルセデスにポールポジションをもたらした。気温34度、路面温度50度を超える酷暑の中、マックス・フェルスタッペンを退けての快挙となった。FIAの承認を経て確定する暫定グリッドは、雷雨の予報も出る日曜午後4時(現地時間)の決勝レースに向けて準備が整った。
予選は現地時間午後4時、過酷な暑さの中で幕を開けた。 Q1ではマックス・フェルスタッペンが先行したものの、アントネッリが1分28秒653をマークして主導権を握った。アウディのガブリエル・ボルトレートはパワーユニットのトラブルに見舞われ、マクラーレンのオスカー・ピアストリは使い古したタイヤで何とか16番手に滑り込みQ2へ進出。レーシング・ブルズのアーヴィッド・リンドブラッドは17番手で敗退し、ニコ・ヒュルケンベルグはスプリントレースのスタート失敗が響き11番手で予選を終えた。Q2ではフェルスタッペンが1分28秒116でトップに立ち、アルピーヌ勢の両名がQ3へ進出。フランコ・コラピントは2024年のアゼルバイジャンGP以来となるチームでのQ3進出を果たした。リアム・ローソン、およびハースとウィリアムズのドライバーはQ3進出を逃した。アントネッリはQ3を完全に支配し、序盤に1分27秒798を記録。強力なセクター1を武器にライバルたちに0.3秒以上の差をつけた。フェルスタッペンの最終ラップは1分27秒964で2番手、続いてシャルル・ルクレールが1分28秒143で3番手に入った。スプリントレース勝者のランド・ノリスが4番手となり、ジョージ・ラッセルが5番手、ルイス・ハミルトンが6番手、ピアストリが7番手、コラピントが8番手、アイザック・ハジャーが9番手、ピエール・ガスリーが10番手となった。中国GPと日本GPでの勝利によりランキングをリードするアントネッリは、さらなるタイム更新を必要とせず余裕を持ってポールポジションを確保した。メルセデスのトト・ヴォルフ代表は19歳の若手を称賛した。ヴォルフはSky Sports F1に対し、「あの最初のアタックは実に特別なものだった。次点に対して0.3秒以上の差をつけていたのだから。まさに壮観だ」と語り、カート時代からF2に至るまでアントネッリを信じ続けてきたジュニアプログラムの正当性を主張した。また、滑りやすいアスファルトに苦戦しながらも5番手を確保したラッセルについても言及した。暫定スターティンググリッド(FIA承認待ち): 1. キミ・アントネッリ(メルセデス)、2. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3. シャルル・ルクレール(フェラーリ)、4. ランド・ノリス(マクラーレン)、5. ジョージ・ラッセル(メルセデス)、6. ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、7. オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、8. フランコ・コラピント(アルピーヌ)、9. アイザック・ハジャー(レッドブル)、10. ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、11. ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)、12. リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)、13. オリバー・ベアマン(ハース)、14. カルロス・サインツ(ウィリアムズ)、15. エステバン・オコン(ハース)、16. アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、17. アーヴィッド・リンドブラッド(レーシング・ブルズ)、18. フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、19. ランス・ストロール(アストンマーティン)、20. バルテリ・ボッタス(キャデラック)、21. セルジオ・ペレス(キャデラック)、22. ガブリエル・ボルトレート(アウディ)。