ランド・ノリスがマイアミグランプリのスプリントレースで優勝し、マクラーレンに2026年F1シーズン初勝利をもたらした。チームメイトのオスカー・ピアストリが2位に入り、ハードロック・スタジアムで行われた19周のレースでフェラーリのシャルル・ルクレールが3位となった。この結果、シーズン序盤を支配していたメルセデス以外のドライバーが初めて勝利を収めた。
現ドライバーズ世界王者のランド・ノリスは、土曜日に行われたマイアミのハードロック・スタジアムでのスプリントレースにおいて、マクラーレンの完璧な1-2フィニッシュを牽引した。ノリスはオスカー・ピアストリに3.7秒の差をつけて優勝し、シャルル・ルクレールは3.7秒遅れての3位となった。スプリント予選でメルセデスのキミ・アントネッリを抑えてポールポジションを獲得したノリスは、レース序盤から首位を維持した。これはマクラーレンがマイアミに向けて投入したアップグレードが奏功した一方で、メルセデスにはアップデートがなかったためである。フェラーリとレッドブルも改善を持ち込み、シーズン序盤の混戦を助長した。スタート直後に4位へ後退したアントネッリは、8コーナーと11コーナーでルクレールにプレッシャーをかけ、追い上げを図った。ルクレールはこれに応戦し、「キミのホイール・トゥ・ホイールはひどすぎる、ぶつかりそうだ」と無線で伝えた。マイアミから適用されたスーパー・クリッピング制限の350kWへの引き上げなどのルール変更が力関係に影響を与え、アントネッリは一時後退したものの、8周目にチームメイトのジョージ・ラッセルをオーバーテイクして4位へ浮上した。マックス・フェルスタッペンはルイス・ハミルトンを不正な形で追い抜いた後、10周目にクリーンなパスを決めた。レース後、アントネッリはトラックリミット違反により5秒のペナルティを受け、ラッセル(4位)、フェルスタッペン(5位)に次ぐ6位に降格した。ハミルトンとアルピーヌのピエール・ガスリーがポイント圏内に入った。このペナルティにより、アントネッリのラッセルに対する選手権ポイントのリードは7ポイントに縮まり、ルクレールが3位、ハミルトンが4位、ノリスが5位となった。レース開始前には、59歳で逝去したアレックス・ザナルディを追悼して1分間の黙祷が捧げられ、ドライバーやチームが哀悼の意を表した。