F1日本グランプリのフリー走行3回目で、キミ・アントネッリがトップタイムを記録し、チームメイトのジョージ・ラッセルと共にメルセデスが1-2体制を築いた。鈴鹿でのFP3において両者はフェラーリやマクラーレンのライバルたちを大きく引き離した。予選は現地時間午後3時から行われる。
2026年F1シーズン第3戦となる日本グランプリのフリー走行3回目(FP3)で、メルセデスが圧倒的な強さを見せた。キミ・アントネッリが1分29秒392のベストタイムを記録し、1分29秒616をマークしたジョージ・ラッセルを0.254秒上回った。アントネッリは全3セクターで最速を記録。金曜のセッションでペースを温存していたメルセデスの戦略が功を奏した。なお、金曜のFP2ではマクラーレンのオスカー・ピアストリが1分30秒118でトップに立っていた。フェラーリのシャルル・ルクレールは1分30秒229で3番手に入ったが、最後のアタックでペースを落とし、トップとの差は0.867秒に広がった。ピアストリは1分30秒364で4番手となり、5番手のルイス・ハミルトン(フェラーリ)を僅差で上回った。マクラーレンは、前戦上海でのパワーユニットトラブルによるダブルリタイアを受け、世界王者のランド・ノリスがモーター交換を強いられるなど苦戦を強いられた。ノリスはセッション終盤にコースへ出て6番手まで順位を上げた。アウディのニコ・ヒュルケンベルグは、中団勢が苦しむ中で1.3秒遅れの1分30秒600をマークし、7番手と健闘した。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは厳しいセッションとなり、「高速コーナーでフロントのグリップが極端に不足している」「シフトダウンの挙動がひどい」と訴え、オーバーステアやアンダーステアに悩まされながら1分30秒910の8番手に留まった。アウディのガブリエル・ボルトレートとアルピーヌのピエール・ガスリーがトップ10に入ったが、アントネッリからは1.6秒以上離された。ハースのオリバー・ベアマンはスプーンカーブでスピンを喫したが、ラッセルからは「見事な立て直し」と称賛された。キャデラックのバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスはアップグレードのテストを行い、3.1秒遅れとなった。ホンダ製エンジンに問題を抱えるアストンマーティンのランス・ストロールとフェルナンド・アロンソは、4.1秒遅れと最後方に沈んだ。セッションは走路妨害以外に大きなインシデントもなく終了した。