2026年F1マイアミGPの90分間に拡大されたフリー走行では、メルセデスのキミ・アントネッリとジョージ・ラッセルがレースペースを想定したヘビーフューエルでのロングラン平均でトップに立った。フェラーリとレッドブルも改善を見せ、スプリント週末を前に首位との差を縮めている。
F1マイアミGP唯一のフリー走行は、スプリント週末の準備と2026年レギュレーションの確認のため90分間に延長され、ヘビーフューエル時における重要なロングランデータが収集された。一発のタイムについては別記事で詳述した通り、メルセデスがレースシミュレーションで底力を見せる中、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムを記録した。
メルセデスは、選手権リーダーのキミ・アントネッリがチームメイトのジョージ・ラッセルを平均ラップタイムで0.03秒上回り、スティント長とタイヤコンパウンドを考慮しても突出した速さを見せた。5週間の休止期間とルール変更を経て、明らかな優位性を維持している。
フェラーリ(ルクレール)は0.33秒差で追う展開となった。これはシーズンの平均差0.53秒から約0.20秒の改善であり、コーナーでは速いもののストレートで遅れをとる傾向が見られた。
マクラーレンはメルセデスから0.87秒遅れの3番手(シーズン平均の0.82秒より後退)。高速コーナーでは優れているものの、ストレートで苦戦した。
レッドブルは7つのアップデートをRB22に投入した。マックス・フェルスタッペンは0.88秒遅れとなり、従来の1.26秒の差から0.38秒の改善を果たした。最高速は333km/hに達したが、コーナーでのダウンフォース不足が課題となっている。チームメイトのイサック・ハジャルは2秒遅れだった。
中団勢は、アルピーヌのフランコ・コラピントが+1.32秒、ハースのエステバン・オコンが+1.59秒、オリバー・ベアマンが+1.86秒、ウィリアムズのカルロス・サインツが+1.51秒、アウディのニコ・ヒュルケンベルグが+1.85秒となった。アストンマーティンはロングランを行わず、レーシング・ブルズとキャデラックは出遅れた。
レッドブルはミディアムタイヤを温存しており、マイアミの路面は摩耗が少ないため、ドライコンディションでは1ストップ戦略が有力とみられる。