スパ・フランコルシャンで開催されたベルギーGPのスタート時、メルセデスのパワーユニットを搭載する全車両でバッテリーのデプロイメント(電力供給)に関する問題が発生した。中でもジョージ・ラッセルは最も深刻な影響を受け、ルイス・ハミルトンとの接触を経て早期リタイアを喫することとなった。
トト・ウォルフは、メルセデス製エンジンを搭載するすべての車両でターン1を立ち上がる際にエネルギー不足が発生していたことを認めた。3番グリッドからスタートしたラッセルはこの問題の影響を最も大きく受け、ケメルストレートで急速に順位を落とすこととなった。
ラッセルは、ラ・ソースのヘアピンを過ぎた後にバッテリーが再充電されなかったと語った。1コーナーを抜けた時点で充電残量が35パーセントまで低下しており、オー・ルージュの頂上に達したときにはゼロパーセントになっていたとして、この状況を「危険」と表現した。
キミ・アントネッリやアルピーヌのピエール・ガスリーもパフォーマンス低下に見舞われた。アントネッリはその後巻き返して優勝を飾ったが、ガスリーは序盤にポジションを失った。
ハミルトンはレ・コンブでのラッセルとの接触により5秒のペナルティを受けた。ハミルトン本人およびフェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、このペナルティを過度に厳しいと述べ、接触はレース中の出来事に過ぎないとコメントした。