東京理科大学の研究グループは、ミント、ユーカリ、トウガラシに含まれる一般的な植物由来成分を組み合わせることで、免疫細胞における抗炎症効果が劇的に高まることを発見しました。特定の組み合わせでは、単独で使用した場合と比較して、反応が数百倍に増幅されました。この研究成果は学術誌『Nutrients』に掲載されており、慢性炎症に対抗するための新たな食事療法の可能性を示唆しています。
東京理科大学の有村源一郎教授率いる研究チームは、炎症において中心的な役割を果たす免疫細胞であるマウスのマクロファージを用いて、植物化学物質の試験を行いました。細胞をリポ多糖で刺激して感染状態を模倣した上で、ミント由来のメントール、ユーカリ由来の1,8-シネオール、トウガラシ由来のカプサイシン、ホップやショウガ由来のβ-オイデスモールを単独または組み合わせて投与しました。有村教授は「カプサイシンが最も強力な単独効果を示しましたが、混合物では相乗効果が現れました。カプサイシンとメントール、あるいはカプサイシンと1,8-シネオールを併用すると、それぞれの成分を単独で使用した場合と比較して、抗炎症効果が数百倍に増強されました」と説明しています。