ニューメキシコ州のCybertruckオーナーは、TeslaのFull Self-Drivingシステムが対向のピックアップトラックとの正面衝突から車両を逸らしたと語る。Clifford Leeは事件発生時、Highway 54で時速75マイルで走行中だった。システムが最後の瞬間に介入し、無傷で逃れた。
Tesla CybertruckオーナーのClifford Leeは、Full Self-Driving(FSD)を有効にした状態で、ニューメキシコ州のHighway 54の2車線区間で約時速75マイルで走行中だった。CBS Austinの報道によると、対向のピックアップトラックが突然中央線を越えて彼の車線に入り、反応する時間は数秒しかなかった。 FSDはCybertruckをガードレール近くの狭い隙間へステアリングすることで介入した。この操作は極めて精密で、ピックアップはCybertruckのサイドミラーに軽く接触しただけで、本格的な衝突を回避した。Leeは無傷だったが、動揺を隠せなかった。 「死ぬかと思った」とLeeはCBS Austinに語った。「しばらく制御不能に震えていた」。 TeslaのFSDはSAEレベル2のドライバー支援システムに分類され、運転手の常時注意と監督を要する。標準Autopilotの機能(Navigate on Autopilot、Auto Lane Change、Autopark)を基盤としている。このソフトウェアはCybertruck、Model 3、Model Yなどのモデルで8,000ドルのオプションであり、Model SおよびModel XのLuxeパッケージに含まれる。 この事件はFSDに対する継続的な規制当局の精査の中で起きている。信号無視や逆走の報告、訴訟もある。批評家は「Full Self-Driving」という名称が誤解を招くと指摘し、伝統的な自動車メーカーがライセンスを拒否する理由としている。しかし、この事例は危機的状況でのシステムの可能性を示している。 最近のアップデートには2025年11月のFSD v14があり、バックや高度駐車などのフル機能をCybertruckに追加した。最新のv14.2.2は2025年12月に展開され、ニューラルネットワークのビジョンエンコーダーを改善した。Teslaは新ドライバーにデフォルトで「Sloth Mode」を適用したり、一定条件下でテキスト送信を許可するなどユーザー寄りの変更も導入。オースティン(テキサス州)でRobotaxiフリートによる無監督FSDのテストも行っている。