30代から40代にかけてのビタミンD値が高い成人は、約16年後の脳内タウタンパク質量が低くなる傾向があることが新しい研究で明らかになった。タウは認知症に関連する主要なバイオマーカーである。今週発表されたこの研究は、脳の健康における修正可能なリスク因子の可能性を強調している。
研究チームは、調査開始時に認知症を患っておらず、平均年齢が約39歳の成人793名を追跡調査した。当初、参加者の血中ビタミンD値を測定し、約16年後に脳スキャンを行って、アルツハイマー病に関連するタウおよびアミロイドベータのタンパク質量を評価した。1ミリリットルあたり30ナノグラムを超える値を高値、それ未満を低値と定義したところ、参加者の34%が低値を示し、ビタミンDサプリメントを摂取していると回答したのはわずか5%であった。年齢、性別、抑うつ症状を調整した結果、ビタミンD値が高いほどタウタンパク質量は低くなることが関連付けられたが、アミロイドベータとの関連は見られなかった。