Rivianはカリフォルニア州パロアルトでAutonomy & AIイベントを開催し、電気自動車のドライバー支援を強化する新ハードウェアとソフトウェアを公開した。同社は初の自社開発AIプロセッサを発表し、今後のR2 SUVにLiDARを統合する計画だ。これらの進化は2026年からハンズフリー走行機能を拡大することを目指す。
パロアルト本社で開催されたAutonomy & AIイベントで、Rivianは自律走行技術の大幅アップデートを披露した。目玉はRivian Autonomy Processor(RAP1)で、同社初の自社設計AIチップだ。このマルチチップモジュールはプロセッサとメモリを統合し、AIおよび自動運転計算に最適化されている。2つのRAP1モジュールを搭載したGen 3 Autonomy Computerは、R2電気SUVを駆動する。Rivianによると、このシステムは現行Gen 2構成より2.5倍エネルギー効率が高く、性能は4倍で、センサーデータ約50億ピクセル/秒を処理する。
R2にはフロントガラス上部のルーフラインに目立たないLiDARアレイを搭載し、Volvo EX90のようなかさばるデザインを回避する。これを補完するのが総解像度65メガピクセルの11台のカメラと5基の再設計レーダーだ。Rivianは超音波パーキングセンサーを廃止し、レーダーの近距離精度に頼る。
ソフトウェア面では、大規模言語モデル技術に着想を得たRivianのLarge Driving ModelがAutonomy Plusスイートを支える。2026年初頭にR1オーナー向けに開始され、米国・カナダの350万マイルの道路(明確な車線標示のある非高速道路含む)でハンズフリー走行を可能にする。アップグレード料金は一括2500ドルまたは月50ドル。R2ではポイント・トゥ・ポイントのハンズフリー、目離れ走行、定義条件下のレベル4自律へ進化し、安全性を最優先に開発中だ。
Rivianはまた、Rivian Assistantを発表、自然言語対話のためのAIボイスインターフェースだ。来年初頭に初代・2代目R1T/R1Sで開始、2026年末までにR2へ展開し、Google Calendarなどのアプリと連携。デモでは会話コマンドで会議再スケジュール、近隣レストラン検索、更新ETA付きオプション共有を示した。