米最高裁は、画期的なCox判決のフォローアップとして、インターネットサービスプロバイダー(ISP)であるGrande Communicationsに対し、加入者の著作権侵害について責任を認めた下級審判決を取り消し、再審理のために差し戻した。月曜日に出されたこの命令は、ISPが寄与侵害責任を負うのは侵害を意図した場合に限られることを補強するものであり、Verizonなど他のプロバイダーにとっても有利に働く可能性がある。
これは、ISPの著作権侵害に対する責任を制限する最高裁判決に関する連載の一部である。最高裁は、Grande Communicationsに対する連邦第5巡回区控訴裁判所の2024年10月の判決を取り消す簡潔な命令を出した。第5巡回区控訴裁は、Grandeが加入者の海賊行為を知っていたか、あるいは意図的に黙認していたにもかかわらずサービスを継続したとして寄与侵害責任を認め、4680万ドルの損害賠償評決を下していた(再審理のため差し戻し)。今回の差し戻しは、2026年3月に全会一致で下された「Cox Communications, Inc. v. Sony Music Entertainment」事件での最高裁判決を受けたものである。同判決においてクラレンス・トーマス判事は、サービスプロバイダーが責任を負うのは、侵害を誘引したり、実質的に侵害以外の用途がないサービスを提供したりするなど、侵害を意図した場合に限られるとの見解を示した。ソニア・ソトマイヨール判事とケタンジ・ブラウン・ジャクソン判事は判決には同意したものの、論理の一部には異議を唱えた。Cox事件では、音楽レーベル側が侵害通知に対応しなかったとしてCoxに対し10億ドルを求めていたが、最高裁は責任を否定した。ソニー、ユニバーサル、ワーナーを含む音楽レーベルは、Grandeに対しても同様の寄与侵害で提訴していた。今回の動きは、同様の訴訟を抱えるVerizonなどの他のISPを後押しする可能性がある。サンタクララ大学のエリック・ゴールドマン教授は、Cox判決が先例を覆したと指摘し、著作権者に対してISPへの要求を抑制するよう促した。Gamma Lawのデビッド・B・ホッペ氏は、積極的に侵害を助長する事業者とは異なり、受動的なISPは保護されるべきであると強調した。