2026年F1オーストリアGPの金曜フリー走行で、今季最大のアップデートパッケージを投入したキャデラックが大きな壁にぶつかった。レッドブル・リンクでは両ドライバーともトラブルに見舞われ、走行時間が制限される事態となった。
セルジオ・ペレスは、マシンの電気系トラブルにより、フリー走行1回目で赤旗を、2回目(FP2)でバーチャルセーフティカーを誘発した。チームのテクニカルディレクターであるニック・チェスターによれば、メカニックが電子制御ユニットを交換し、フリー走行3回目(FP3)に向けて各パーツの調整を続けているという。
バルテリ・ボッタスはFP1で新パーツの初期評価を完了したものの、2回目のセッション序盤にフロア前縁から小火が発生した。チェスターは、この出火の原因をマシンの車高を下げすぎたことによる組み立て上の問題だと説明した。
チームはタイヤの劣化を改善するため、ボディワーク、フロア、ディフューザー、リアウィングを含む10個のアップデートパーツを持ち込んだ。チェスターは、広範囲にわたる空力アップデートに注力したため、今週末のフェラーリ製パワーユニットのアップグレード投入は見送られたとし、シルバーストンかスパでの導入の可能性があると述べた。
走行時間は限られたものの、チェスターはボッタスのFP1でのラップから進歩の兆しが見られたとしており、予選でさらに詳細な評価を行う意向を示した。