脱出シューター『Marathon』のプレイヤーたちが、障害物越しに敵を強調表示できる強力な光学機器「サーマルサイト」の変更を提案している。ゲームディレクターのJoe Ziegler氏は、その圧倒的な性能を認めており、初期段階の弱体化を実施した。コミュニティからは、視認性をスプリントやアビリティの使用によって生じるプレイヤーの「熱レベル」に連動させるべきだという意見が出ている。
『Marathon』のサーマルサイトを使用すると、煙やインビジビリティ(透明化)状態の敵を発見できるため、高難度のマッチにおいて熟練プレイヤーに大きな優位性をもたらしている。Eurogamer.netが報じた開発者とのやり取りによると、ゲームディレクターのJoe Ziegler氏は、サーマルサイトを「存在感が強すぎて支配的すぎる」と評しており、ターゲットの視覚的な鮮明度と最大強調距離を低下させた初期パッチ以降も、将来的な調整が必要であると認識している。こうした調整にもかかわらず、プレイヤーからは依然としてこの光学機器の問題点が指摘されている。RedditユーザーのAbledShawl氏は、ターゲットの熱レベル(スプリントやアビリティの使用により上昇)に応じてサーマルサイトの鮮明度を変化させる案を提案した。コミュニティ内で共有された図説によると、これならば戦闘中の有用性は維持しつつ、受動的に探索しているだけのプレイヤーを補足しすぎることを制限できるという。別のプレイヤーであるBigMoistPizza氏は、検知距離を生成された熱量に比例させることを提案した。一方で懸念も根強く残っている。RedditユーザーのGgamebird氏は、信号妨害装置といった既存の対策があることに触れつつ、動かないスナイパーが検知しづらくなるのではないかと疑問を呈した。ライブサービス運営におけるバランス調整には多大な労力を要するため、Bungieは現時点で大規模な修正を行っていない。この議論は、「Cryo Archive」マップへの進出や、不具合のある移動テクニック「Thief」の削除といった最近の変更と並行して行われている。